マスト、帆の作製取付け及びリギングそして完成

 暖かい秋が続いていましたが、徐々に冬の兆しも見えてきました。
 寒さに弱いので、それまでに仕上げてしまおうと、ピッチを上げています。

                           07年11月19日

 

前から弥帆柱、メイン帆柱及び舵を取り付けたところです。
いずれも綱で縛り付けるとはいかにも江戸情緒というか日本的といった感じです。

舵のハンドルは3ミリ角の角棒が指定されていましたが、3ミリ角の穴を斜め方向に開けるという方法が思い当たらず、ここでも3ミリ径の丸棒にしました。

帆が2枚だけなのでリギングといってもこれだけ、いたって簡単です。

舳先の飾り”房”と碇をつけて、すべての作業が終わりました。

前方及び後方から見たところです。
メイン帆柱に銅板を巻くのを忘れていたので、ここで巻きました。

ネットのカタログやキットを見たときは、簡単そうで1ヶ月あれば十分との印象でした。
しかし、最初の骨格部分作製段階での寸法精度などが甘かったのか、途中での手直しが結構あり、工数の割には時間を要し、結局1ヵ月半掛かったことになります。
最初に書いたように、特に船上部分があっさりしすぎており寂しい思いもしますが、出来上がってみるとこれはこれで日本情緒が感じられ、結構愛着がわいてくるものです。

また、完成品を見ていて、和船の行動範囲が日本近海に限られていたと言うことがうなずける思いがしました。
とても、これでは太平洋などの大海へ乗り出していくのは無理という感じがします。

とにかく、寒くなる前に完成させることが出来て、ほっとしています。