帆の取付け及びリギングそして完成へ

                          04年12月21日

猛暑の夏もそれほど苦にはならなかったのですが、暖冬とはいえ、寒さには参ります、おかげでここのところペースががた落ちで、
もう少しのところからなかなか進みまず予定外に時間が掛かっています(画像をクリックすると大きくなります)。

 

6枚の帆を取付けました。

ハリヤードと、リフトロープの取り付けが進んでいます。
リギングには専門用語が数多く出てきますが、よく分からないままに説明書にしたがって作業してます。

 クリューライン、リーチラインを張りました。

ボーライン、ブレースランナーを張り終えました。いよいよ大詰めに近づいた感じです。

 完成です!!!

このG,ハインドが活躍した1557年といえば、日本では、戦国時代末期に当たります。
まだ、航海術も未熟であったであろうこんな時代に、わずか120トンの帆船で、酷暑の赤道を越え、年中嵐が吹き荒れている暴風圏を通過し、
南極近海の探検など・・・・・・を経て、世界一周を果たしたとは、まさに脅威です。
それかあらぬか、出発した時は、5隻でしたが、帰港できたのはG,ハインド号ただ1隻のみであったということからも、
いかに苦難に満ちた航海であったであろうことが窺い知れます。
完成した作品を見ながら、そんなことに思いを馳せています。
さて次は、今までは3作とも国内メーカーの物でしたが、帆船模型は、なんといってもヨーロッパが本流と聞いていますので、
国産品ほど説明が詳しくないらしい・・・など、若干不安はあるんですが、思いきってデンマークはビリングボード社の
”カティーサーク”に挑戦することにしました。どうなることやら・・・。