カティーサーク(Cutty Sark)とは、19世紀始めに中国からお茶を運ぶ為の輸送船(ティークリッパーと呼ばれていた)としてイギリスで
建造された963トンの高速帆船です。
なんと帆船なのに最高時速17ノットを誇っており、当時既に実用化されていた蒸気船をしのいでいたそうです。
カティーサークという名前の由来は、”短い下着”つまり”シュミーズ”のことだそうです。

今回初めて輸入キット(デンマーク ビリングボード社)に挑戦しました。値段が安かったのが主な理由ですが、作り始めて、
安い分こちらの作業が増えていることと、寸法などの精度が悪いなどいろいろ問題があることが分かりました。
何しろ、通常は完成部品としてついているキールが未完のため、しょっぱなキール作りから始めなければならず、その上、
これが問題含みで、これからが思いやられる船出となりました。





フレーム組立てから外板張り

                                  04年12月25日〜05年1月20日

 

完成するとこんな感じになると思うんですが・・・。

部品と図面の一部です。

キール前後は打ちぬき材ですが、中間部は、普通の角材です、これがねじれており、修正に苦労しました。

なんとかキールとフレームを組むことが出来ましたが、なんか弱々しく頼りない感じです。また、普通前後部に外板材張り付けの為についているブロックがないのも不安です。

 前後部に外板張りを容易にするためと、補強のため、簡単なブロックを取付けました。

船体が長く、その分フレーム間距離が広いので、張りにくく毎日少しずつしか進みません。

 なんとか、外板張りが終わりました。

どうも、大きさの割に全体的に強度が不足しているようで不安があったので、船体の内側から、エポキシ系の接着剤とガーゼで補強の為のコーキングを施しました。

 今冬も、暖冬気味ということですが、寒さに弱い私にとっては、これでも結構こたえて、天気がよくて温かい時間帯のみの
作業になるため、なかなかはかどりません。
まあ、納期があるわけでなし、ゆっくりとやっています。